2017/10/29

自我の外延としてのぬいぐるみ


これはコストコで買ってもらったクマのぬいぐるみ。娘は気に入ったようで、家の中を持って歩いている。

 ぬいぐるみって、自分を象徴するもののような気がする。それをどこかに持ち込むという事は、その空間に自分というものをマーキングする記号になるのだと思う。

 亡くなられた身近な人の遺品がその持ち主がこの世に生きていた事を感覚的に理解し、その人の記憶の蓋然性を主観的に保証する記号だとしたら、ぬいぐるみは、それが有る事によって自分自身が今現在この世この場にいる、という事を自分自身に対して分からせてくれる記号になるのだと思う。
 うちの奥さんは家のあちこちに移動しているこのクマを見るにつけ、役に立たないもの無駄の最たるもの、などと言うのだけれど、無駄なんて事はなくて実はむしろ生きている実感を得るという意味で生きるのに役立っているのである。
多分。

 娘からは、寝ているパパのイビキがうるさい時にはこれで叩くのだと聞いた。物理的にも役立っているらしい。

2017/10/16

AL-38432DSが思った以上に良かった


パソコンが壊れ、色々あって今まで使っていた高性能サウンドカードが使えなくなった。
なので、音を出す機械が必要になりAmulechのAL-38432DSを買った。

一応マザーボードにも音源が付いていてそれなりに良い音を出すのだけど、今までのサウンドカードに比べるとやはり分解能は低く、ミックスダウン作業には使いにくそうだなと思ったから。
正直言うと前から欲しかったというのも有る。

繋いで音を出してみたら流石に分解能はけた違いに良い。
だけど、線の細い音色だとも感じた。録音のあら捜しには良いけれど、これは何かオーディオって感じじゃ無いなと。

所が、半月ばかり使っていたらある日突然音が変わって驚いた。
もう、今までスピーカーコーンの表面に糊付けされていた音が剥がれたという感じで、何を聴いても素晴らしい。
これかエイジングの効果なのだろうか? Amazonの評価でアナログ的音色と書いていた人がいて、初めは大げさだと思ったけれど、今の音を聴くとその評価は言いえて妙と納得できる。

これからは毎日幸せだ。これで26,000円と言うのは安いと思う。

結局、買い物における「安かった!」は喜びなのだと今書いていて思った。

2017/10/11

頭の中でなり続けている歌達



娘はOKストアで買ってきた乾燥タピオカを水で戻している。
これを数時間水に浸した後茹でると、例のタピオカになるらして。
学校から帰ってきたら早速茹でて、自分で作った抹茶ミルクに入れて飲んでいた。

自分は、タピオカに関連する何かを見たり聞いたりすると、まるで依存症の人が突然の渇望に襲われるように、昔小田急町田駅前広場で流れていたタピオカの歌が頭の中に聴こえてくる。
駅前のビルに掲げられた巨大なモニターで流れていたタピオカ屋さんの宣伝が音源なのだけど、あれは店で働いているバイトの女の子に出演してもらったのかなぁ、それがあまり上手くない歌で、でも聴いていると喜びと恥じらいに身を捩らせてしまいそうな暴力性あった。

気になると言えばこの間保育園の運動会で聴いたイチゴ大福の歌が頭から離れない。
あれは一体何だったのだろう。